ラクナ梗塞 放線冠

放線冠に生じるラクナ梗塞

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ラクナ梗塞とは脳底部の主要動脈から分岐する直径0.04〜0.mmの穿通枝領域(大脳基底核・視床・放線冠・脳幹)の最大径15mm以下の小さな梗塞のことを指します。
高血圧が最大の危険因子であり、慢性的な血圧の高値により、穿通枝動脈が変性、閉塞して発症すると考えられています。
典型的な症状では意識障害や失認・失行などの高次脳機能障害は伴いません。
ほかの脳梗塞の種類としては一過性脳虚血発作、アテローム血栓性脳梗塞、心源性脳塞栓などが挙げられます。
脳梗塞は脳卒中の7割を占め、ラクナ梗塞はそのうちの約4分の1に当たります。
初診でラクナ梗塞と診断される症例の中には、発症後数日のうちに症状が進行性に増悪して、梗塞巣が拡大する症例が含まれることがあるため、軽症例でも数日間は油断せずに神経症候を注意深く観察する必要があります。
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続いて部位に関してですが、基本的には放線冠の梗塞では梗塞した側と反対側の一側半身の完全または不全麻痺を呈することが多いです。
部位によっては運動失調を呈することや構音障害、巧緻運動障害、感覚障害を呈することもあります。
放線冠は前述したように高次脳機能障害は基本的には呈しにくい梗塞部位であると考えられていますが、広範囲の梗塞の場合には言語理解の低下や喚語困難などの言語コミュニケーション面の障害を呈することがあります。
ラクナ梗塞の予後は他の脳卒中の種類の中でも予後は良好なほうであると考えられています。
放線冠の梗塞は病巣のサイズが小さいことが多いため、軽傷にとどまることが多いとされていますが、脳から運動指令を出していく経路である錘体路の損傷となるため、運動予後は損傷の大きさに比例して不良となります。
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