ラクナ梗塞 再発率

ラクナ梗塞の再発率は

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脳梗塞の再発を予防するための薬物療法(抗血栓療法)には、抗凝固療法と抗血小板療法の2つがあります。

 

第18回コラムで紹介した抗凝固療法は、心臓にできた血栓が原因となる心原性脳塞栓症の再発を予防するために、ワルファリンという内服薬を服用する方法です。一方、抗血小板療法とは、抗血小板薬を服用して血小板の働きを抑える方法です。

 

これは、アテローム血栓性脳梗塞とラクナ梗塞の再発予防に推奨されています。

 

アテローム血栓性脳梗塞とラクナ梗塞は、動脈硬化がベースとなって起こります。

 

動脈の内側に脂肪が付着してプラークと呼ばれる動脈硬化の病巣が形成されると、内壁が血管の中に向かってふくらむため血管内径が狭くなり、血流が悪くなっていきます。

 

プラークの部分が破綻すると、表面に血小板という血を固める成分が集まってきて血栓を形成します。

 

この血小板血栓が血管を閉塞して脳梗塞を起こすのです。

 

動脈にできる血栓は、心臓にできる血栓と組成が違い、血小板が主体なので、血小板の働きを阻害する抗血小板薬が再発予防に用いられるわけです。

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ラクナ梗塞の再発率は少ないです。理由は、ラクナ梗塞の症状上の特徴としては、比較的症状が軽めであるか、無症状(無自覚)であることが多いという点が挙げられるでしょう。

 

症状としては片麻痺や構音障害が主で、意識障害などは殆ど見られません。

 

これは、毛細血管が動脈硬化によって機能を喪失するという原因から来るため、梗塞の度合いに波が有ること、また、一部毛細血管が機能喪失しても周辺毛細血管からある程度間接的に栄養・酸素供給が得られるなどの冗長性に助けられていることが多いなどの理由があります。

 

血管系末端である毛細血管の障害であることもあって、脳細胞の壊死が出ても比較的小規模・限定的であることが多いというのも有ります。このため、「無症候性脳梗塞」という分類をこのラクナ梗塞の中に設ける場合も有るようです。主にアスピリン投与による抗血小板療法などが行われます。

 

いずれにしても全体に軽症であることが多いので、血管拡張作用のある薬剤や、血栓防止の薬剤投与による治療となります。

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